2000年のインターモトに「タンデムライドで10日間・3,000kmの走行を快適に行える高次元な走行性を有する、
世界最高水準の欧州縦断ツアラー」という開発コンセプトを掲げ登場したFJR1300。
盗難抑止機構やABSなどの標準装備で、ヨーロッパ縦断ツーリングを行うライダーたちからも高い支持を受けている。
パニアケースがオプションとなり、細部の熟成をはかった'08モデル
●ロングツーリングでの快適性と安全性を追い求め、改良を重ねた各種装備
ライダーを走行風から守るウインドシールドは130mmの調整幅を持つ電動可動式。空力特性にすぐれ、
ラジエータからの排熱をより高い効率でライダーに当たらないように逃がすカウリングは、幅方向に最大30mm、2段階に
調整が可能なサイドカウルバイザーととも走行風の巻き込みを低減、高いウインドプロテクション効果を実現している。
ポジションは前後方向に3段階、最大11mmの調整ができるハンドルと、上下方向に2段階、最大20mmの調整ができるメインシートにより、
ライダーの身長や体型に合わせて快適なライディングを実現する調整が可能。
ABSとともに装備されているユニファイドブレーキシステムは、フロントの左右のブレーキキャリパーの8個のピストンうち6個を
フロントブレーキにより作動させ、右側ディスクの下側2個のピストンのみリアブレーキに連動させることでABSとの相乗効果を発揮、
路面状況や天候などの変化にも的確に対応して安全性を高める前後のブレーキバランスを実現している。
この他インテリジェント・ハイパフォーマンス・ツアラーとして、ボディ同色のバックミラー、手元光軸調整ノブ付きのヘッドライト、
走行時の瞬間燃費計と平均燃費計、外気温の表示機能を持ち視認性に優れたメーター、ホワイトレンズのリアフラッシャーとテールライト、
各種アクセサリーに対応する12V電源ソケット、パニアケース装備を想定しセンタースタンド掛け時の操作性が高いリヤフレーム形状、
タンデムライダーの居住性の向上を考えたリアフートレストポジションなど、熟成進化を続けている。
FI(フューエルインジェクション)+エアインダクション+三元触媒による排出ガス浄化システムはサイレンサー部と
エキゾーストチャンバー部にプラチナ及びロジウムをコーティングしたハニカム触媒を配置、制御系に暖気運転直後など
排ガス温度が比較的低い場合での感知能力を向上させたヒーター付きO2センサー(ラムダセンサ)によってECUへの
フィードバック領域を拡大しより良好な燃料供給と的確なコントロールを実現、次期欧州規制値(EU-3)をクリアーする優れた環境性能を実現している。
また従来の一般的なフラット型ラジエターと比べ有効放射面積が増え、渋滞時の排熱性の向上に貢献する2つの強制冷却ファンを
持つラウンド形状タイプ ラジエター。エアインレット形状の変更と遮熱板の追加により、車体内部の熱流れを大幅に改善しラジエターからの
熱によるライダーへの影響を最小限に抑えている。「プレストコーポレーションHPより」
諸元表
| モデル名 | FJR1300A |
|
|---|---|---|
| 年式 | 2009 | |
| 仕向地 | 南アフリカ | |
| エンジン | 種類 | 4ストローク・水冷・DOHC・4バルブ |
| 気筒数・配列 | 並列4気筒 | |
| 総排気量 | 1,298cm3 | |
| 内径×行程 | 79.0×66.2mm | |
| 最高出力 | 105.1kW(143.5PS)/8,000rpm | |
| 最大トルク | 134.4N・m(13.7kgf・m)/7,000rpm | |
| 始動方式 | セル式 | |
| 変速機形式 | リターン式5段 | |
| 二次減速機構 | シャフトドライブ | |
| 二次減速比 | 35/37×21/27×33/9(2.698) | |
| 気化器 | 電子制御フュエルインジェクション | |
| 燃料タンク容量 | 25.0リットル | |
| 車体 | 全長×全幅×全高 | 2,230×750×1,450mm |
| シート高 | 805mm | |
| 軸間距離 | 1,545mm | |
| 乾燥重量 | 264kg | |
| 懸架装置 | 前 | テレスコピックフォーク |
| 後 | スイングアーム | |
| 制動装置 | 前 | 油圧ダブルディスク(ユニファイドブレーキ) |
| 後 | 油圧シングルディスク(ユニファイドブレーキ) | |
| 前 | 120/70ZR17MC(58W) | |
| 後 | 180/55ZR17MC(73W) | |
| オプションスペック | イモビライザースイッチ | ○ |
| ハザードランプ | ○ | |
| スピードメーター | km/h | |
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