山岳ワインディングから市街の石畳路まで路面を選ばない軽快でスポーティーな走行性、航続距離確保とウインドプロテクションから
生まれた個性的なスタイリング。"キング・オブ・ザ・マウンテンロード"を受け継ぐTDM900。日々の扱いやすさを追究している。
●より扱いやすくパワフルに。環境問題にも対応したエンジン。
水冷4ストロークDOHC・5バルブ・2軸バランサー採用の897cm3並列2気筒エンジンは、YZF-Rシリーズと同じ
アルミ鍛造ピストン、メッキシリンダー、浸炭コンロッドを採用、クランク慣性マスの最適化や排気側カムの変更などによって
アイドリングの安定性と中低速域でのリニアリティを実現している。
吸気系はFJR1300用の小型38mmスロットルボディをベースに、4ホール2ジェットの低圧噴射方式のインジェクターを
設定、各気筒独立のシーケンシャル噴射としたFI(フューエルインジェクション)に7.5リットルの大容量エアクリーナボックスと、
回転数に応じてダクト面積を変更するヤマハ初の吸気ダクト可変方式を組み合わせ、スロットル急開時に生じる通路面積急変による
特性変動を最小限に抑え、最適な吸入空気量を確保している。
また噴霧粒径特性の最適化と5バルブ燃焼室とのコンビネーションでFI性能を効率的に引き出し、優れたエンジン特性による
ドライバビリティの向上とともに、環境問題に対応した排気ガスの浄化を実現している。
排気系は欧州排出ガス基準「EURO3」に対応し、エキパイ・サイレンサー部ともに、エアインダクションシステム及び三元触媒を
内蔵したステンレス製軽量マフラーを採用。エキパイと大容量サイレンサーをストレートに結び、中央部を連結して排気脈動特性の
向上を図り、ビッグツインならでは心地よいパルス感と歯切れよい排気音を実現している。
この他冷却性能の高い小型ラジエター、6速ミッション、肉厚0.8mmスチール材使用の軽量オイルタンクなど、
新世代TDMエンジンコンポーネントとなっている。
●進化した走りを支える軽量アルミフレームと脚廻り。
マットブラックに染められたアルミ製ダイヤモンド型フレームは、プラケットリヤアーム部に中空鋳造材と、
エンジンのフレーム懸架を3点リジット式として、フレーム単体での軽量化を推進。
エンジンマウントはシリンダー
搭載角を変更することでクランク軸位置を前方へ移動、さらにフォークオフセット値とフォークピッチを最適化することで
前輪分布荷重を49.8%に設定、少ない倒し込みによる素早いターンが楽しめるハンドル廻りの慣性モーメント特性としている。
リアサスペンションはプログレッシブ効果の最適化を図り、「目の字」断面アルミ押出し材を採用した軽量R1タイプのロングリヤアームに、
ピギーパック付きのYZF-R1タイプをリンクを介して取り付け、タンデムや荷物搭載等の重量変化時にも許容度の広いナチュラルな
走行安定性とスーパースポーツをも凌ぐハンドリングの両立を実現している。「プレストコーポレーションHPより」
諸元表
| モデル名 |
TDM900 |
| 年式 |
2009 |
| 仕向地 |
南アフリカ |
| エンジン |
種類 |
4ストローク・水冷・DOHC・5バルブ |
| 気筒数・配列 |
並列2気筒 |
| 総排気量 |
897cm3 |
| 内径×行程 |
92.0×67.5mm |
| 最高出力 |
63.4kW(86PS)/7,500rpm |
| 最大トルク |
88.8N・m(9.1kgf・m)/6,000rpm |
| 始動方式 |
セル式 |
| 変速機形式 |
リターン式6段 |
| 二次減速機構 |
チェーンドライブ |
| 二次減速比 |
42/16(2.625) |
| 気化器 |
電子制御フュエルインジェクション |
| 燃料タンク容量 |
20.0リットル |
| 車体 |
全長×全幅×全高 |
2,180×800×1,290mm |
| シート高 |
825mm |
| 軸間距離 |
1,485mm |
| 乾燥重量 |
192kg |
| 懸架装置 |
前 |
テレスコピックフォーク |
| 後 |
スイングアーム |
| 制動装置 |
前 |
油圧ダブルディスク |
| 後 |
油圧シングルディスク |
| 前 |
120/70ZR18MC(59W) |
| 後 |
160/60ZR17MC(69W) |
| オプションスペック |
イモビライザースイッチ |
○ |
| ハザードランプ |
○ |
| スピードメーター |
km/h |